OGM シェイプ教室

シェイプ教室についてのお問い合わせが多いので、テキスト内容の一部とハンドシェイプの動画を公開しますね。

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SURFBOARD DYNAMICS
このサーフボードダイナミクスでは理解を容易にするため、ボードをアウトラインやロッカーなど、それぞれのパーツに分けて解説していますが、各パーツで述べているのはあくまでも一般的な傾向です。
しかもそれらのパーツは滑らかな三次曲面ですべてつながっているためそれぞれが独立していません。
たがいにからみ合い、密接に影響し合っています。
たとえばレールはボトムの一部でも有りデッキの一部でもあり、明確な境界はありません。
アウトラインにしてもレールを介してロッカーにつながっているため、アウトラインの変更があたかもロッカーを変更したかのような結果を生むこともあります。
サーフボードではそれぞれのパーツが互いに関連し影響しあっているので、ただひとつの要素だけでボードの特性を決めてしまうのは無理があり、意味がありません。

アウトライン

サーフボードの最も重要で基本となるラインです。
ボードのいちばん外側になる部分で、このラインでボードの性格の大部分が決定します。
シェーパーは長さ、幅、最大幅の位置、ノーズ幅(ノーズから30cm付近の幅)、テール幅(テールから30cm付近の幅)などの数値でアウトラインの特性を分類、分析しています。
一般的にワイデストポイントが前方にありノーズが広くテールの狭いボードは直進性が高くハイスピードでのコントロール性が良いと言われています。
弱点はテールエリアが狭いため波のパワーを受けにくく小さい波では加速性が悪いことです。
これに対してワイデストポイントが後方にあるボードはテールが広いため波のパワーを受けやすく小波でも加速性に優れています。
ただし、大きな波の時などでボードスピードが出過ぎた場合、コントロールするのが難しくなる傾向があります。

ボトムロッカー

ロッカーを表現する方法や解釈はシェーパーによってさまざまです。
サーフボードを真横から見てボトム側についている反り(カーブ)のことをボトムロッカーと呼びます。ボードにおいてボトムロッカーはアウトラインと共に最も重要な要素です。
ロッカーとアウトラインは、はっきりと切り離して考えることはできませんが、基本的にはロッカーが強ければルースしやすくスピードが遅くなります。
これは水の流れがボトムの曲面を追いかけすぎて、引きずるような状況を作ってしまうためです。

ノーズロッカーはボードのボトムに入り込む水をコントロールしています。
ボードスピードがあまり高くない段階でのスピードに大きく影響し、特にテイクオフ時には一般的にノーズロッカーが強いとボトム面の水に対する仰角が強くなりスピードが遅くなる傾向があります。
よく、ボードが水を押してしまうという表現のことです。

テールロッカーは主にコントロール性に影響します。
これも一般的にですが、強いと曲がりやすく、弱いと直進性が強まる傾向があります。

デッキライン(ボリュームバランス)

各部に必要な厚さを確保しながらそれらの点をつないだデッキ側のラインをデッキラインと呼びます。
このデッキライン(厚さ)によってサーフボードのボリュームが作られるわけですが、これもボードにとって非常に重要な基礎となる要素です。
適正なボリュームというのは、そのボードのタイプによってまちまちで、たとえ同じ体重のサーファーであっても、そのスタイルや好みによって大きく違ってきます。

レールフォイル

レールはターンの状態を安定して保つための重要な部分です。
これもボリュームの大きさや配分と切り離して考えることはできませんが、一般的に薄いレールはコントロールし易いがスピード性に欠け、厚いレールはターン時にパワーが必要だが、スピード性が高いと言われています。