下駄を履かせてはいけません。
採点で10点満点をフルスケールで使うということは、良くないサーフィンにも高い点を与え、スコア全体を引き上げると言う意味ではありません。
良いサーフィンにはより高く、良くないサーフィンにはキッパリと低い点数をつけ、スコアにメリハリをつけると言う意味です。
ふつうのマニューバなのに、何回も繰り返されることで点数が上がってしまい、グッドスコアになってしまうことがあります。
また、レールの使われていないマニューバが繰り返されているのに、アベレージスコアを使ってしまうこともあります。
ジャッジはマニューバの回数やライディングの長さにまどわされてはいけません。
マニューバのクオリティをしっかりと見ることが大切です。
良いマニューバが入ったライディングにはグッドスコアを。
エクセレントなマニューバが入ったライディングにエクセレントスコア。
ふつうのマニューバしか入っていなければアベレージスコアを使います。
同じグレードのマニューバが何回連続で繰り返されたとしても、その採点スケールの範囲の中で評価を考えます。
決してその採点のカテゴリーを飛び越えて上のスコアを使わないようにします。
これを守るだけでスコアは非常にスッキリとしたものとなります。
レールの入っていないプアーなマニューバを何回繰り返してもプアースコアにしかなりません。
もし自分のスコアが伸びないなと思ったら、そのマニューバがあまり評価されていないということです。
ジャッジはマニューバの難易度に点数をつけます。
ジャッジ基準を読み返してください。
そこには高いスコアを得るための答えが書いてあります。
- スピード、パワーは十分ですか?
- マニューバのつながりはどうですか?
- レールはしっかり使われていますか?
- コミットメントはありますか?
- マニューバのポジションはどうですか?
波のクリティカルな場所を逃げていませんか? - その技は革新的で進歩的ですか?
- マニューバの種類は豊富でしたか?
- コントロールはどうですか?
バランスはくずれていませんでしたか? - そのセクションで行ったマニューバは最適でしたか?
もっとぴったりの良いマニューバはありませんでしたか?
ケリースレーターだって同じ基準で採点されています。
ジャッジはジャッジ基準に従って採点します。