公平な採点を心がける
採点では、良くないサーフィンにまで高得点を与えてスコア全体を引き上げるのではなく、良いサーフィンには高く、良くないサーフィンにははっきりと低い点数をつけることが重要です。
例えば、平凡なマニューバを何度も繰り返すことで不当にスコアが上がり、グッドスコアになってしまうケースがあります。
また、レールを使わずに行われたマニューバの連続に対し、アベレージスコアを与えてしまうこともあります。
ジャッジはライディングの長さやマニューバの回数に惑わされず、そのクオリティを正しく評価しなければなりません。
スコアの基準
- 良いマニューバを含むライディングにはグッドスコアを
- エクセレントなマニューバが含まれていればエクセレントスコアを
- 平凡なマニューバしかなければアベレージスコアを
同じレベルのマニューバが繰り返されたとしても、採点スケールの範囲内で評価し、それを超えて高いスコアをつけないようにします。
これを徹底するだけで、スコアは一貫性を持ち、明確になります。
レールを使わずに行われた質の低いマニューバは、何回繰り返してもプアースコアにしかなりません。
スコアが伸びない理由を考える
もし自分のスコアが伸び悩んでいると感じたら、そのマニューバが評価されていない可能性があります。
ジャッジは、マニューバの難易度を重視して採点します。
ジャッジ基準を再確認してみましょう。
そこには、高得点を得るためのヒントが書かれています。
✅ スピードやパワーは十分か?
✅ マニューバのつながりはスムーズか?
✅ レールをしっかり使えているか?
✅ コミットメント(攻めの姿勢)はあるか?
✅ マニューバのポジションは適切か?
✅ 波のクリティカルなセクションで技を仕掛けているか?
✅ 技の革新性・進歩性はあるか?
✅ マニューバの種類にバリエーションはあるか?
✅ コントロールはしっかりできているか?
✅ バランスを崩していないか?
✅ そのセクションに最適なマニューバを選択しているか?
これらの要素がしっかり満たされているかを確認することが、高得点への鍵となります。
トップ選手も同じ基準で評価される
世界的なトップサーファー、ケリー・スレーターでさえ、同じジャッジ基準で採点されています。
ジャッジは、定められた基準に従い、公平かつ正確に採点することが求められます。
スコアを伸ばすためには、ジャッジ基準を深く理解し、それに沿ったサーフィンを心がけることが大切です。