MACHINE SHAPE

私はマシンシェイプ最大の長所は正確に微調整ができることだと思っています。
それは、正確に分析し、調整を加えることであなたのボードを一歩一歩確実にベストなものに近づけることを意味します。
このことは試合用のボードを作るのにとても有効な方法となります。
もしあなたがコンペティターならば、私はマシンシェープを勧めます。

現在のコンテストの採点基準では、ジャッジは一つ一つのマニューバーに最大のパワーとコントロールを要求しています。
サーフボードに安心して最大のパワーを加えることができるためには選手とボードの間に100%の信頼関係が必要です。
ロッカーの大きさ、レールのフォイル、アウトラインのバランス、コンケーブの配置など、サーフボードが高い次元で選手の体型や乗り方に合っていなくてはなりません。
試合シーズン中、そのようなボードを安定して何本も供給し続けるためにはマシンシェイプのように再現性の高いシステムで微調整を繰り返し、一歩一歩確実にベストなボードに近づけて行く方法が最適だと考えています。

マシンシェイプといっても現在主流となっている既製品のボードのことではありません。
最近では、サーフボードボリュームの表示が一般的になっていて、

「あなたの体重は何kgだから、ボリュームは何リットルが良い」
「長さを短くした分、幅を広げてボリュームをそろえたから大丈夫」
こんな話をよく聞きますが、これはコンビニのコピー機でサーフボードを拡大縮小しているのと同じでオーダーとは程遠いレベルのものです。

マシンシェイプで重要なのは、そのボードのデータがあなたのために調整されているのかどうかです。
シェイパーには、あなたの要求を数値化し、サーフボードに正確に反映する能力が求められています。
マシンシェイプでは、前回のボードをさらに発展させたり、新しいテイストを加えたりすることで今まで以上に最適なボードを手にすることができます。
たとえば、今のボードは最高に気に入っているのだけど、あと少しだけセクションを抜けるためのスピードが欲しいと思った場合、他の部分をまったく変えずにコンケーブだけを深くするとか、テールロッカーだけを弱くするといったことが可能となります。
あるいは、その気に入っているサーフボードのアスペクト(縦横比)を変更することで、その乗り味のDNAを受け継いだまま小波用や大波用のボードに変更することも可能なのです。
OGMでは単にマザーボードをベースに、長さ、幅、厚さなどを変更するだけの量産型の既製品ボードは作っていません。
前回のボード、前々回のボードなどのデータから的確なボードデザインを推測し、最適なサーフボードを作り出します。
このように、OGMのマシンシェイプでのアプローチはかなりハンドシェイプ的なものとなります。

あなたが過去に作ったボードのデータは、病院のカルテと同じです。
データはすべてPCの中に存在するため、いつでも再現することや、加工することが可能です。