SURFBOARDS」カテゴリーアーカイブ

Mid Length Surfboards

 

ショートでもロングでもない、ミッドレングスの絶妙なバランスは、スタイルとパフォーマンスを完璧に両立させ、あなたのサーフィンライフを次のレベルへ導きます。

そのデザインは、初心者から上級者まで幅広いレベルのサーファーに対応し、どんな波にも順応する汎用性を持ち、日本のように波が小さめな環境でも存分に楽しむことができます。

緩やかで自然なロッカーライン、薄めに仕上げられたレールフォイル、そしてスムーズなアウトライン。
この全てが組み合わさることで、小波から頭サイズの波まであらゆるコンディションで最高のパフォーマンスを発揮します。

ミッドレングスの魅力はその多様性にあります。
サイズやタイプによって、乗り味や性能が大きく変化するため、オーダーメイドの自由度が非常に高いのも特徴です。
さらに、あなたの技術レベルや体重だけでなく、ロングボードからミッドレングスに乗り換えるのか、それともショートボードから移行するのかによっても、最適な一本は異なります。

理想のミッドレングスに出会うことで、サーフィンの世界が一変する瞬間を体験できるでしょう。
これまでにない楽しさと可能性を、ぜひ手にしてください。

 

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OGM Tri Plane

テイクオフを早くするためにはどうすれば良いのか?

最近、パドル力が落ちてきたせいか、いつもこんなことを考えています。
ボードを大きくすれば解決するのは簡単ですが、それでは操作性が重くなってしまい、嫌だと感じるサーファーも多いのではないでしょうか。
テイクオフが早く、立ち上がった後も軽快で自由で、さらに速いサーフボード。
そんな夢のようなサーフボードを作りたいと常に思っています。

毎日のトレーニングで少しは改善できるかもしれませんが、私はシェイパーですので、サーフボードの改良のみで解決したいと考えています。😁

 

テイクオフの早いサーフボードを作るには

まず、パドルの速度を上げるためには、ボードに十分なボリューム(浮力)が必要です。
しかし、操作性を保ちながら回転性を良くするためには、ボードの長さを抑える必要があります。
結果として、短くて幅の広いサーフボードが理想となるのではないでしょうか?

ボードの幅を広げることには多くの利点があります。
テイクオフが早くなるだけでなく、安定性が増し、小波での加速性能が向上し、速度が低下してもライディングを続けやすくなるなどです。
しかし、幅広のボードにはデメリットもあります。
速度が上がるにつれてレールの切り返しが重くなり、縦の動きが難しくなるため、ライディングが2次元的でフラットなものになりがちです。

これを解消するために、幅広のボードではコンケーブの代わりに主にVボトムが採用されます。
Vボトムは、ボトムを流れる水を左右に逃す性質があるため、ロール方向のモーメントを軽減し、ボードを傾けやすくする効果があります。
このため、ロングボードやミッドレングス、レトロフィッシュなど、大きめのボードにVボトムが多く使われているのです。

しかし、Vボトムは揚力を生みにくく、ボードが走り出しても水に浸かっている体積があまり減らないため、速度が上がりにくく、加速や反応が鈍く感じられることがあります。
特に、最近のサーファーはコンケーブの持つ軽快な走りに慣れているため、Vボトムのボードを「遅くてまったりしている」と感じることが多いようです。

 

トライプレーンの利点

トライプレーンは、中央にコンケーブを施し、その両側にフラットなパネルを配置した3つの面(トライプレーン)で構成されています。
このボトム形状の理論は、Vボトムの頂点付近をコンケーブで置き換えることでスピード性を確保し、左右のフラットパネルでレールの切り返しを軽くするというものです。

実は、このトライプレーンのアイデアは新しいものではありません。
30年ほど前に、操作性の優れたコンケーブデザインとしてトリプルやクアトロなどのマルチコンケーブが流行しましたが、時代の流れと共に終息しました。
このときのコンケーブ配置が、現在のトライプレーンの原型となっています。

その後、サーフボードの主流はフルコンケーブデザインへと移行し、より小さく効率的なボードが求められるようになりました。
しかし、あれから30年が経ち、当時のサーファーたちも年を重ね、体重が増え、大きめのボードが必要になってきています。
このような状況では、トライプレーンはボードを大きくしても動きが重くならず、スピ
ードも遅くならないため、非常に有効なコンセプトです。

トライプレーンは、軽快で加速性が高く、レールの切り返しが軽いので、サーフボードの大きさを感じさせません。
さらに、シェイプ時の自由度が高く、さまざまな乗り味を作り出すことが可能です。

OGMでは、このデザインが幅広の小波用ボードやミッドレングス、SUPなど、十分な浮力を必要とするボードに対して非常に有効だと考えています。

 

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Magic Fish

ショートボードとミッドレングスの中間に位置するこのオールラウンドなボードは、スムーズでクラシックなアウトラインを持ち、高い汎用性を誇ります。

シングルフィンやクルーズ用のツインフィンボードとしても優れた性能を発揮し、用途に応じた多様な楽しみ方が可能です。
ボトムはシングルコンケーブからVダブルコンケーブを基本としていますが、シングルやツインでオーダーする際には、ボンザーコンケーブやスロットチャンネルとの組み合わせが特に良好な結果を生み出します。
広いノーズとウイングで絞られた細身のテールデザインにより、優れたテイクオフ性能と軽快かつ正確なコントロール性能が実現されています。
また、弱めのロッカーは小波でのパフォーマンスを高める一方、薄めのテールがしっかりとホールドすることで、頭サイズの波でもドライブの効いた力強いターンを可能にします。

 

 

6’0″ (183cm) 19 3/4″ (50.2cm)

20 1/4″ (51.5cm)

2 7/16″ (6.19cm)

2 1/2″ (6.35cm)

31.4L

33.1L

6’2″ (188cm) 20 1/4″ (51.5cm)

20 3/4″ (52.7cm)

2 1/2″ (6.35cm)

2 9/16″ (6.51cm)

34.0L

35.8L

6’4″ (193cm) 20 3/4″ (52.7cm)

21 1/4″ (54.0cm)

2 9/16″ (6.51cm)

2 5/8″ (6.67cm)

36.7L

38.8L

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Super Cat

 


このボードは、フィッシュボードのような幅広のアウトラインを持ちながら、縦の動きにも対応できるデザインを取り入れた、オールラウンドに使えるサーフボードです。

優れたコントロール性
幅広ボードの弱点は、レールを切り返す際の重さです。
しかし、Super Catはボトム全体に弱めのV形状を取り入れ、さらにテールをやや絞ることで、この課題を克服しています。
加えて、テール部分にはVボトムと相性の良いチャンネルを追加することで、速度低下も防いでいます。

Super Catは、フラットなマニューバーだけに縛られたくないサーファーのためのボードです。
クアッドやツインスタビにも対応可能です。

5’8″ (173cm) 20 1/2″ (52.1cm)
20 3/4″ (52.7cm)
2 1/2″ (6.35cm)
2 9/16″ (6.51cm)
30.9L
32.1L
5’10” (178cm) 20 3/4″ (52.7cm)
21″ (53.4cm)
2 9/16″ (6.51cm)
2 5/8″ (6.67cm)
33.1L
34.3L
6’0″ (183cm) 21″ (47.9cm)
21 1/4″ (54.0cm)
2 5/8″ (6.67cm)
2 11/16″ (6.83cm)
35.3L
36.6L

 

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GMとGHDとの違いについて


GMGHDの最大の違いは、テール部分のアウトラインにあります。
図の通り、GMGHDよりもテールエンドのアウトラインが広く設計されています。

この広いテール面積のおかげで、GMは波から受けるパワーが増し、小波でも加速性の高いボードに仕上がっています。
「それなら、もっとテールを広くすれば、さらに加速の良いボードになるのでは?」と思うかもしれませんが、テールを広げすぎるとコントロール性が失われてしまいます。

サーフボードはレールを使って傾けながらターンします。
特に、ボトムターンからトップターンへの切り返しの際、広いテールのボードは左右のレールの入れ替え時に反応が重くなる傾向があります。
これは、波が大きくなってスピードが増すほど顕著に現れます。

一方、GHDはテールエンドがやや狭くデザインされています。
これは、大きめの波でスピードが上がった際のコントロール性を向上させ、レールの切り返しをスムーズにするための設計です。
結果的に、テール部分のアウトラインカーブが強くなり、レール・トゥ・レールのカービング性能も向上しています。
小波での加速性能はGMに若干劣るものの、標準的な波以上のコンディションでは非常にバランスが取れた完成度の高いボードとなっています。

 

GMGHDはあくまで基準点

今回はGMGHDの特徴的な性質について説明しましたが、実際にシェイプされるボードが100% GM、または100% GHDというケースはほとんどありません。
OGM Surfboards
の約95%はオーダーメイドのハンドシェイプで、ほとんどのボードはライダーとシェイパーの打ち合わせを経て、これら2つのモデルの中間的なデザインに調整されることが多いです。

サーフボードは、見た目の少しの違いで乗り味が大きく変わります。
ボードのタイプは無限にあり、モデル名だけにとらわれるのではなく、自分のサーフィンスタイルに合ったボードを考えることが大切です。

  • どんな波に乗るのか?
  • サイズは?
  • 素材は?

じっくり検討して、自分に合ったボードを選びましょう。

 

自分にぴったりのボードがサーフィンをもっと楽しくする

最適なボードを見つけるためには、ショップの店長さんやシェイパーと直接相談するのが一番です。
自分にぴったりのボードは、間違いなくサーフィンをより楽しいものにしてくれます。

 

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MATRIXシリーズ – 遠方のサーファーにも最適なボード調整を実現するシステム

MATRIXシリーズとは?

OGM MATRIXシリーズは、シェイプルームに来られない遠方のサーファーでも、ライダーと同様に個別のボード調整を受けられるシステムです。

あなたに本当にフィットするサーフボードをシェイプすることは、非常に難しい作業です。
ハンドシェイプでは、現在乗っているボードを持参し、その良し悪しをシェイパーと話しながら、次に作るボードの調整を決めていきます。
アウトライン、ロッカー、レール、コンケーブの配置など、すべてを細かく計測しながら作業を進めるのです。
これはライダーごとの個性を正確に反映するために不可欠なプロセスであり、これまではシェイプルーム内でしかできない専門的な作業でした。

しかし、MATRIXシリーズは精密なプロファイリングシステムを導入することで、この課題を解決しました。
このシステムの最大の強みは、現在乗っているボード(※OGM MATRIXシリーズであることが前提)のアウトライン、ロッカー、レール、コンケーブの配置が正確にデータ化されている点にあります。

あなたが「もう少しスピードが欲しい」「波のトップでの反応を向上させたい」「ボードの切り返しを軽くしたい」と感じたとき、そのフィードバックをもとに、実物がなくても的確な調整を加えた次のボードをシェイプできるのです。

さらに、マシンシェイプの導入により、シェイプ作業の効率化が可能になりました。
これにより、従来のハンドシェイプと比べてコストを大幅に削減し、高品質なボードを低価格で提供できるようになっています。

 

MATRIX GHD – コンペボードの中心を担うモデル

MATRIX GHDのベースとなるGHDモデルは、大澤伸幸プロがJPSAグランドチャンピオン獲得時に使用した、ハンドシェイプによるボードであり、OGMのコンペティションボードを代表するモデルです。
アウトラインやボリューム配分をボード中央に集めたデザインにより、体重移動に対するレスポンスが速く、高いコントロール性を誇ります。
さらに、波の切り立ったフェイスやポケットでのカービング性能に優れ、さまざまな波のコンディションに対応できる安定した性能を備えています。

あなたに最適なボードを作るプロセス

1本目:基準となるボードを決定

最初のボードは、あなたとシェイパーとの十分なミーティングを経て、GHDをベースに最適なサイズを決定していきます。
遠方の方は、メールでのやり取りや動画の送付を通じて、レールの調整やコンケーブの配置、ボリューム配分などを検討しながら進めます。

こうして完成した1本目のボードは、今後あなた専用のモデルとして確立され、シェイプデータが保存されます。
この段階で、一般的なマシンシェイプボードと同等以上の性能を確保できるはずです。

 

2本目以降:精密なカスタマイズで理想のボードへ

ここからがMATRIXシリーズの真価を発揮するフェーズです。
MATRIX
シリーズは、高度なプロファイリングシステムを活用し、完璧な再現性を持ちながらも細かな調整が可能です。

例えば、今のボードに満足しているものの、
「もう少しセクションを抜けるスピードが欲しい」
と感じた場合、他の部分はそのままに、コンケーブを深くする、またはロッカーを調整してスピード性能を高めることができます。
また、マシンシェイプを活用することで、従来のハンドシェイプでは難しかった微調整も高精度で再現可能となりました。
シェイプデータを蓄積しながら最適なデザインを追求できるため、より完成度の高いカスタムボードをリーズナブルな価格で提供することができます。

 

MATRIXシステムが証明した実績

実際にこのMATRIXシステムを使って、OGMライダーの坂本應尚選手と青山雄一選手の2人がNSA全日本チャンピオンとなっています。
両選手とも複数回のNSA全日本チャンピオンという輝かしい実績を持ち、このシステムの精度の高さとボードデザインの的確な調整が、トップレベルの競技者にも通用することを証明しました。

 

進化し続ける、あなた専用のマジックボード

ボードデザインは、あなたのフィードバックをもとに少しずつ進化し、確実にあなた専用のマジックボードへと近づいていきます。

MATRIXシリーズでは、あなたのボードデータを病院のカルテのように管理します。
過去に作成したボードデータはすべてファイルに保存されており、いつでも再現・改良が可能です。

また、マシンシェイプの導入により、オーダーメイドの精度を高めながらもコストを抑え、これまで以上に手に取りやすい価格で提供できるようになりました。

 

MATRIXシリーズの販売元 

MATRIXシリーズは、その精密なシェイププロセスの特性上、OGMシェイプショップ にて販売されます。
あなたにとって究極のボードを作り上げるために、MATRIXはこれからも進化を続けます。

 

MATRIX GHD

5’7″ (170cm) 18 3/4″ (47.6cm)
18 7/8″ (47.9cm)
2 3/16″ (5.56cm)
2 1/4″ (5.72cm)
24.3L
25.2L
5’9” (175cm) 18 7/8″ (47.9cm)
19″ (48.3cm)
2 1/4″ (5.72cm)
2 5/16″ (5.87cm)
25.9L
26.8L
5’11″ (180cm) 19″ (48.3cm)
19 1/8″ (48.6cm)
2 5/16″ (5.87cm)
2 3/8″ (6.03cm)
27.6L
28.5L

 

 

製品仕様

SHAPE :  OGMデザイン+マシンシェイプ
素材 :  PU+ポリエステルラミネート
カラー : クリアー
フィンシステム : トライ( FCS-2FUTUREから選択可能)
価格 :  ¥138,000(税別)   フィンは付属しません
(日本製)

送料地方発送の場合、配送料の一部として、¥3,000(税別、離島を除く)をご負担いただいております。

ご注文の際は、シェイパーと十分にご相談いただくことをおすすめしております。
1
本目のボードから最適な仕上がりを目指し、お客様にとってベストなボードをご提供できるよう努めております。

 

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OGM ShapeShop (OGMシェイプショップ)
〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越874-101
TEL:090-2216-4376
FAX:0467-33-1822
info@ogmsurf.com

 

ENTRY

OGMは、レールサーフィンにこだわるサーファーのために、他にはない初心者向けエントリーボードを発売しました。

OGM ENTRYは、単にテイクオフのためのボードではありません。
初心者がレールを使ったターンの基礎を身につけることや、中級者が本物のターンを再習得することを目的としたボードです。

初心者がサーフスクールを卒業し、自分でテイクオフできるようになると、多くの場合、最初に選ぶのは幅広でやや短めのボードです。
短いボードはロッカーを抑え、テールとノーズの幅を広げることでテイクオフを容易にしています。
しかし、このようなボードに慣れると、ターンの技術を習得しにくくなることがあります。

短いボードは前後のバランス(ピッチ)が安定しないため、レールを沈めた状態(ロール)を保つことが難しく、幅広の設計はボードをフラットにしたままノーズの向きを変えやすいため、ノーズを振る(ヨー)だけで曲がれると誤解しやすいのです。

初心者が重要な時期に間違ったターンの感覚を覚えてしまうことで、次のステップへ進むことが困難になるのです。

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ENTRY BOARDSの特徴
OGMのエントリーボードは、通常の初心者向けボードとは大きく異なります。

テイクオフの速さだけを重視したフラットなセンターロッカーではなく、コントロール性に優れた自然な形状のロッカーを採用しています。

ターンの方法は自転車やバイクと同じように、体重をかけてボードを傾けるだけ。
初心者向けでありながら、基本的なターンのメカニズムはプロ仕様のボードと共通しています。
OGMのボードは、静止した状態では曲がらず、走行時に初めてターンが可能になるよう設計されています。

デザインのこだわり
初級者が安心して使用できる安定性を持ちつつ、ターンをしっかり学べるボード作りを目指しました。
幅を広げすぎず、ロールの安定性を適度に抑えることで、ターンの起点をつかみやすい設計になっています。
また、ナチュラルなロッカーに加えて、弱めで長いVボトムを採用することで、レールを使ったターンの安定性を向上させました。

初心者が自分で沖に出て、波を捉え、自分の力でボードを操作するため、取り扱いやすさを最大限に考慮した設計となっています。

適切なボードサイズの選び方
エントリーボードは、ただ大きなボードを選べばよいわけではありません。
初心者でも、体に合ったサイズを選ぶことで上達が早まります。
OGM ENTRYはカスタムオーダーが可能で、価格を抑えるためにマシンシェイプで対応しています。

以下は代表的なサイズと体積の参考です。
幅や厚みの変更も可能ですので、スタッフと相談のうえ最適なサイズをお選びください。
初心者には長くてボリュームのあるボードが推奨されます。
体重の軽い方や女性には、幅をやや細めにオーダーすることを提案します。
レールターンを再習得したい方は、現在お使いのボードより4~6インチ長めのものを検討してください。

長さ 厚さ 体積
6’8″ (203cm) 20 1/4″ (51.5cm) 2 3/4″ (7.0cm) 40.0L
7’0″ (213cm) 21″ (53.4cm) 2 7/8″ (7.3cm) 45.4L
7’4″ (224cm) 22″ (55.9cm) 3″ (7.6cm) 51.9L

 

長く愛用できるボード
このボードは、上達した後も持ち続けていただきたい一品です。
サーフィンではスランプに陥ることもありますが、波が小さい日や調子が上がらないときにこのエントリーボードを使えば、基本を思い出し、本来のサーフィンの楽しさを取り戻すことができるでしょう。

OGMでは、すべてのボードに明確な目的を持たせており、無駄のないデザインを追求しています。

製品仕様
SHAPE :  OGMデザイン+マシンシェイプ
素材 :  PU+ポリエステルラミネート
フィンシステム :  FCS、FCS-2、FUTUREから選択可能
価格 :  ¥128,000(税別)   ※フィンは付属しません
日本製

カスタムサイズのオーダーにも対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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Over Drive

rip52413

セミガンからミニガンへ

従来、大きな波に対応するには、長くて細身のサーフボードが推奨されるとされていました。
しかし、近年のシェイプ理論と技術の進化により、この考え方が大きく変わりつつあります。
現在では、従来のセミガンモデルに比べ、より短く、幅広で、ボリュームのあるボードが主流となっています。

Over Driveはその代表的なモデルで、短いサイズながら、頭オーバーからダブルサイズの波まで対応可能なデザインです。
幅広で十分な厚みを備えた特徴的な形状ながら、アウトラインは滑らかなカーブを描いており、取り回しの良さと優れたテイクオフ性能を両立しています。
操作性に優れ、小柄なボードでありながら安定感のある乗り心地を実現しました。

このボードのアウトラインは非常にスムーズで、高速なドライブターンにおいても正確なコントロールが可能です。
小波から大波までオールラウンドに対応する優れた性能を発揮しますが、特に波が大きくなるほど安定感とブレのないターン性能が際立ちます。

また、このモデルはアウトライン、ロッカー、レールフォイルのすべてがスムーズなカーブで構成されているため、実際のスペックよりもずっと小柄で洗練された印象を与えます。
大波でこのボードの性能を最大限に引き出したい場合は、現在使用しているボードよりも少し長め、広め、厚めのサイズをオーダーすることをおすすめします。

 

5’10” (178cm) 19″ (48.3cm)
19 3/8″ (49.2cm)
2 7/16″ (6.19cm)
2 1/2″ (6.35cm)
28.0L
29.1L
6’0″ (183cm) 19 3/8″ (49.2cm)
19 3/4″ (50.2cm)
2 1/2″ (6.35cm)
2 9/16″ (6.51cm)
30.1L
31.4L
6’2″ (188cm) 19 3/4″ (50.2cm)
20 1/8″ (51.2cm)
2 9/16″ (6.51cm)
2 5/8″ (6.67cm)
32.3L
33.7L

 

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MC1

 

もともと「MC1」は、体重が重いサーファー、体力の衰えを感じ始めたサーファー、そして初中級者向けにデザインされたモデルです。

体重が重いサーファーをしっかりと浮かせるためには、どうしても大きなスペックのボードが必要になります。
しかし、ボードが大きくなると動きが鈍くなり、加速性能も低下してしまうという課題があります。

そこで、MC1ではこうした課題を解決するための設計コンセプトを採用しています。
大きくラウンドしたアウトライン、細く絞り込んだテール、そしてボリュームを中央に集中させたデザインにより、ボード全体がコンパクトに感じられる仕上がりとなっています。

実際のサイズ感を感じさせないこのデザインが、軽快な操作性を生み出しています。
また、この軽快なコントロール性が体重の軽いサーファーや女性サーファーにも高く評価されており、現在では体重やスキル、年齢に関わらず、多くのサーファーに愛されるモデルとなっています。

なお、大きなスペックで製作する場合は、重量が増加することが避けられません。
そのため、このモデルではEPS/エポキシラミネートを選択することも有効な方法の一つとして考えられます。

MC1では、回転性を損なわないスロットチャンネルもかなり有効なデザインとなります

 

5’8″ (173cm) 19″ (48.3cm)
19 1/8″ (48.6cm)
2 3/8″ (6.03cm)
2 7/16″ (6.19cm)
26.4L
27.3L
5’10” (178cm) 19 1/8″ (48.6cm)
19 1/4″ (48.9cm)
2 7/16″ (6.19cm)
2 1/2″ (6.35cm)
28.1L
29.0L
6’0″ (183cm) 19 1/4″ (48.9cm)
19 3/8″ (49.2cm)
2 1/2″ (6.35cm)
2 9/16″ (6.51cm)
29.8L
30.8L

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URASHIMA 4(コンセプトボード・非売品)

URASHIMA 4
このボードの名前は「ウラシマ・クアトロ」。
4フィン仕様で、名前だけでもちょっとカッコいいと思いませんか?

実は、このボードは2006年にシェイプしたもので、シェイプ当時はかなりの苦労をしました。

挑戦のデザイン
まず注目してほしいのが、この極端なアスペクトレシオ!
長さ 5’2”(157cm) に対して、幅が驚異の 25”(63.5cm)。
これ、普通のサーフボードではなかなか見られない比率です。

このアウトラインで直進性を確保するためにはロッカー(ボードの反り)を極力弱める必要があるんですが、やりすぎるとトイレのフタみたいな形になっちゃう。

そこで、亀の甲羅をイメージしながらロッカーを調整し、深いトリプルコンケーブでセンターロッカーを落としつつ、ボード全体の厚みで背中に丸みを持たせました。
苦労したけど、このデザインが結構気に入っています!

なぜ作ったのか?
「なんでこんなボードを作ったの?」と思うかもしれませんが、これはシェイパーとしての挑戦そのもの。
変わったデザインでありながら、サーフボードとしての性能をキープするには、しっかりとしたコンセプトが必要なんです。

普段のオーダーでも、
「薄くて短くてよく動くのに、テイクオフは早く、小波でもガンガン走るボードを!」
みたいな、まさに無理難題なリクエストが来ることがあります。

でも、そういう注文をされるの、実は嫌いじゃないんです。
むしろ大好き!

このボードを作ったのも、そういう「無理を可能にする」練習の一環。
真剣に考えてシェイプしました。

乗り味と最大の敵
さて、肝心の乗り味はどうかというと…。
OGMアニマルシリーズの規定を基準にすると、4ftオフザリップはちょっと厳しい。
でも2ftくらいなら、なんとかこなせる感じです。

ただし、このボードには 唯一の弱点 があります。
それは、25インチという幅の広さ…。
体が硬いせいか、波待ちしていると30分くらいで股関節がめちゃくちゃ痛くなります。

そんなわけで、この URASHIMA 4 は、見た目のインパクトもさることながら、僕の挑戦心と遊び心が詰まった一品です。

非売品ですが、こういうユニークなボードに乗る楽しさをぜひ共有したいです!

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