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サーフィンは難しいスポーツです

サーフィンは難しいスポーツです。

サーファーは、誰もが上手くなりたいと思っていますが、なかなか上達できません。
そもそも上手くなるためには、まず、波に波に乗らなくては始まりませんが、この一番最初に来るテイクオフがそもそも簡単ではありません。
一生懸命パドルしてるのだけど、なかなかボードが滑り出さず、やっとテイクオフできたと思ったら、その瞬間に、波が底掘れしてパーリングなんてこと、よくありますよね。
また、待っていた波が自分の前にやってきても、突然他のサーファーが横から現れて簡単に波を奪ってしまうこともあります。
それに加えて、体力の衰えや気力の低下、体重の増加など、挙げればきりがありません。
本当にサーフィンは難しいスポーツですね。

 

サーフボードで解決できるかもしれません。

私は、これらの困難な問題のほとんどが、自分に適した適切なサーフボードを手に入れることで解決できると考えています。
ボードが小さすぎると、パドリングの速度が遅くなり、波をキャッチすることができません。

逆に、ボードが大きすぎると、操作性が悪く、水中で機敏に動くことができず、波に対する正確なアプローチができません。
確実に乗ることができる自分に合ったボードを持つことで、あなたのサーフィンは確実に進歩するでしょう。
サーフボードにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴や選ぶ基準は無数に存在します。
氾濫する情報の中で、サーファーが本当に自分に合ったボードを手に入れるのはなかなか難しいことです。
見た目がほとんど同じように見えるサーフボード も、わずかな違いでその特性が大きく変わります。
一方のボードは簡単に乗れるのに、他方のボードはテイクオフすらできないということが本当に起こるのです。

 

自分にぴったり合ったサーフボードを手に入れる。

自分にぴったり合ったサーフィンボードを手に入れるために、OGMは2010年にShapeShopをオープンしました。OGMでは、多くのプロ選手用のサーフボードをシェイプしていますが、同じ手順でオーダーを受け付けます。
あなたのライディングスタイル、レベル、使用する波のサイズやコンディション、目指しているサーフィンのスタイルなど、さまざまな情報と要求を話し合い、最適なサーフボードを決定します。
プロ選手たちは目的のサーフボードを手に入れるために、妥協することなく努力します。

自分に合わないボードを無理に乗り続けることは、将来においてもったいないと思いませんか?
海で他のサーファーよりも速く、簡単にテイクオフし、スムーズなライディングができることは楽しいと思いませんか?
自分にぴったりのボードと出会うことで、あなたのサーフィン人生は大きく変わるでしょう。
自分に最適なボードを知るために、今すぐ行動しましょう。
自分に合ったサーフボードを手に入れることを早く実現させてください。

 

サーフィンは、一生のスポーツです。

私は、それが単なるスポーツではなく、むしろ生き方そのものや人生そのものだと考えています。
OGM ShapeShopで、自分のサーフスタイルやライフスタイルに最適なサーフボードを手に入れてください。

サーフボードは扱いやすいものであるべきです。
あなたのために特別につくられたものであるべきです。
そして、楽しいものであるべきです。
私は喜んであなたのお手伝いをします。

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OGM Tri Plane

テイクオフをもっと早くするにはどうしたら良いか?
最近、パドル力が落ちてきたせいか、毎日こんなことばかり考えています。
ボードを大きくすれば簡単に解決できることなのですが、コントロールが重くなるのは嫌だというサーファーもたくさん居るのではないでしょうか。

テイクオフが早くて、立ち上がってからは、軽くて、自由で、めちゃくちゃ速いボード。
こんな夢のようなサーフボードを作りたいなといつも思っています。
毎日トレーニングでもすれば少しは改善できそうなものですが、私はシェイパーなので余計なことは考えず、あくまでもサーフボードのみで解決しようと考えているところです。

テイクオフの早いサーフボードを作るには、パドル中の速度を上げる必要があります。
そのためには当然大きめのボリューム(浮力)が必要です。
そのうえで、回転性の良いボードとなると、必然的に長さを抑えなければなりません。
結果的には、短くて幅の広いサーフボードとなってくると思われます。

ボード幅を広げることによるメリットはたくさんあります。
テイクオフが早くなるだけでなく、安定性が高く、小さな波での加速が良く、ボードの速度が低下してもライディングを継続しやすいことなどです。
しかし、幅が広がると、ボードの速度が上がるにつれて反応が重くなり、左右のレールの切り返しが遅れる傾向が現われてきます。
そのため、縦の動きが難しくなり、ライディングがフラットになりがちです。

これを解消するために、幅広のボードではコンケーブではなく、主にVボトムが使用されます。

Vボトムは基本的に水を逃す形状を持つため、Roll(ロール)方向のモーメントを軽くすることができるからです。

ロングボード やミッドレングス、レトロフィッシュなど、大きめのボードにVボトムが多いのはこのためです。
しかし、Vボトムは揚力を受けにくい形状のため、ボードが走り出した後も水に浸かっている体積があまり減少しません。
このため、ボード速度が上がりにくく、最近のコンケーブボードに慣れてしまったサーファーには、加速と反応の遅いまったりとした乗り味と感じてしまうことが多いのです。

トライプレーンはVボトムの頂点付近をコンケーブで置き換えることでスピード性を確保します。そして、センターコンケーブの左右にVボトムと同様の効果を持たせるため、やや広めのフラットパネルを配置することで左右のレールの切り返しを軽くするというコンセプトです。

トライプレーンは、軽快で加速性が高く、レールの切り返しが軽く、クイックで、サーフボードの大きさを感じさせません。
また、シェイプデザイン面での自由度が高く、フラットパネルの幅や、テール部におけるコンケーブからVボトムへの移行点などを調整することで、様々な乗り味を作り出すことが可能です。

OGMでは、幅広の小波用ボードやミッドレングス、SUPなど、十分な浮力を必要とするボードに対して非常に有効なデザインだと考えています。

 

Magic Fish

このボードは、ショートボードとミッドレングスの中間に位置するオールラウンドなボードです。
広いノーズとやや絞ったテールの組み合わせにより、テイクオフ性能とコントロール性に優れた特徴を持っています。

 

ボトムはシングルコンケーブからVをベースにしたダブルコンケーブに変化しています。
幅広いデザインなので、ボンザーコンケーブやスロットチャンネルとの組み合わせも可能です。

 

6’0″ (183cm) 19 3/4″ (50.2cm)

20 1/4″ (51.5cm)

2 7/16″ (6.19cm)

2 1/2″ (6.35cm)

31.4L

33.1L

6’2″ (188cm) 20 1/4″ (51.5cm)

20 3/4″ (52.7cm)

2 1/2″ (6.35cm)

2 9/16″ (6.51cm)

34.0L

35.8L

6’4″ (193cm) 20 3/4″ (52.7cm)

21 1/4″ (54.0cm)

2 9/16″ (6.51cm)

2 5/8″ (6.67cm)

36.7L

38.8L

シェイパーへ質問する

「EPSはどうも・・・」と言う人のために、

 

乗りやすいEPSをもとめて(サーフボードの芯に乗る)

EPSは、軽量でありながら高い強度を持つ非常に優れた素材で、とても大きな可能性を持っています。
しかし、EPSボードに対するサーファーの評価はさまざまです。
熱烈なファンの中には、サーフボードはEPSでないとダメだと信じる人もいれば、EPSは苦手だという人も数多く存在します。

EPSの長所としては、軽量性、優れた加速性、軽快な動き、高い強度などがあげられます。
一方、短所としては、ボードが跳ねやすくなること、不安定感やフワフワ感があること、速度変化が敏感すぎて走波性に劣ること、大きな波に対してのドライブ性が弱いことなどが指摘されています。

ここで冷静に考えてみると、これらの短所のほとんどは、EPSの長所である軽量性に起因していることがわかります。
すなわち、短所を解消するためには、軽さという長所を犠牲にしなければならないという真逆のジレンマを抱えているということです。

OGMでは、重さの要素を「慣性」と「慣性モーメント」の2つに分けて分析することで、この問題を解決できるのではないかと考えました。

 

「慣性」と「慣性モーメント」

「慣性」と「慣性モーメント」は物体の運動に関連する物理的な性質であり、それぞれ異なる意味を持っています。
例えば、物体が静止している場合、「慣性」は物体がその状態を維持しようとする性質であり、物体の運動状態を変えることに抵抗します。
同様に、物体が運動している場合にも「慣性」はその運動を維持しようとします。
この「慣性」は物体の質量に比例します。
つまり、質量が大きいほど物体はより大きな「慣性」を持ちます。

一方、「慣性モーメント」は物体自体の回転運動や方向性に関連する性質です。
物体が回転している場合、「慣性モーメント」は回転運動に対する物体の抵抗を示します。
具体的には、物体の形状や質量の分布によって決まり、物体が回転軸まわりにどれだけ質量が集中しているかを表します。
回転軸から質量重心までの距離が大きいほど、「慣性モーメント」は大きくなります。

 

サーフボードの場合、「慣性」はボードの運動方向やドライブの安定性に関与しており、重量が重ければ良いというわけではありませんが、乗りやすさに関しては一定の関連性があると考えられます。
ボードが極端に軽くなると、「慣性」が小さくなり、その結果、跳ねやすくなったり、フワフワした感触が生じたり、波の起伏に対する速度変化の大きさや走波性の低下に影響を与える可能性があります。
これらの要素が一般のサーファーにとってEPSボードを難しく、乗りにくいと感じさせる要因となっていると思われます。

これに対し、「慣性モーメント」はサーフボードのコントロールにおいて重要な役割を果たします。
軽量なサーフボードは、下図のどの回転軸に対しても小さな「慣性モーメント」を持つため、敏捷性が高く軽快な動きが可能です。
Roll(ロール)方向の回転軸に対する「慣性モーメント」が小さければ、レールの切り返しなどのボードコントロールが軽くなり、素早く正確な動きが実現できるはずです。
Yaw(ヨー)方向の「慣性モーメント」は、波のトップでのボードの返しの軽さに大きく影響すると思われます。
また、Pitch(ピッチ)方向の「慣性モーメント」の軽さは、波の斜面にボードを素早く的確に合わせるためにはとても重要な要素です。

このように、これら3方向の「慣性モーメント」の大きさは、サーフボードの基本性能に大きく関与しています。

 

フォーム重量の20~30%(ショートボードで約200g程度)のバランスシャフトがストリンガーに沿って埋め込まれている

 

zero-G コンセプト(ボードの芯に重量を集める)

zero-Gでは、フォーム重量の20~30%(ショートボードで約200g程度)の金属製バランスシャフトをボードの重心付近に追加することによって、「慣性」を増加させ、乗りやすさ、ドライブ性、走波性、安定性を向上させています。
この追加された重量は両足の真下のストリンガーに沿って位置するため、ボードのRoll(ロール)方向に対しての「慣性モーメント」は全く増加しません。

zero-Gは、最軽量に作られたEPSボードと同等の瞬発性、正確なコントロール性、機敏性、を持ちながら、PUボードのような乗りやすさ、安定性、ドライブ性を合せ持つ、非常に取り扱いの容易なEPSサーフボードに仕上がっています。

zero-Gは、ボードの芯に乗っている感触が味わえるサーフボードです。

 

 

 

 

 

 

Super Cat

このボードは、レトロフィッシュのような幅広のアウトラインを持ちながら、縦の動きにも対応できるデザインが取り入れられたオールラウンドなサーフボードです。

 

コントロール性

幅広ボードの弱点は、レールを切り返したときの重さです。
このSuper Catは、ボトム全体に弱めのV字形状を取り入れ、テールをやや絞ることでその問題に対応しています。
さらに、テール部にはVボトムと相性の良いチャンネルを追加することで、速度低下を解消しています。

5’8″ (173cm) 20 1/2″ (52.1cm)
20 3/4″ (52.7cm)
2 1/2″ (6.35cm)
2 9/16″ (6.51cm)
30.9L
32.1L
5’10” (178cm) 20 3/4″ (52.7cm)
21″ (53.4cm)
2 9/16″ (6.51cm)
2 5/8″ (6.67cm)
33.1L
34.3L
6’0″ (183cm) 21″ (47.9cm)
21 1/4″ (54.0cm)
2 5/8″ (6.67cm)
2 11/16″ (6.83cm)
35.3L
36.6L

このSuper Catは、フラットなマニューバーに縛られたくないサーファー向けのボードです。
ツインスタビやクアッドにも対応可能です。

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