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価格改定のお知らせ

いつもOGMサーフボードをご愛顧いただきありがとうございます。

昨今の原材料高騰に伴い、誠に恐縮ではございますが、2022年8月1日付で弊社製品の価格を一部改定させていただきますこと、ご連絡いたします。

今回の改定でお客様のご負担が大きくなってしまいますことを心よりお詫び申し上げます。

今後も品質の維持・向上に努力し、ご満足いただける商品の提供に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

OGM Japan合同会社
代表 小川昌男

GMとGHDとの違い

GMとGHDとの大きな違いはテール部分のアウトラインです。
図のように、GMはGHDよりもテールエンドの広いアウトラインを持っています。


GMはこの広くなったテール面積のおかげで波から受けるパワーが大きくなりわりと小さめの波でも加速性の高いボードに仕上がっています。
それではもっとテールを広くすればさらに加速の良いボードができるのでは?と考えたいのですがテールを広くすることでコントロール性が失われていきます。
実際にはサーフボードを傾けて(レールを使って)ターンするわけですが、ボトムターンからトップターンへの切り返しの時など、使われているレールが左右逆側へ移るタイミングで、テールの広いボードでは反応が重くなる傾向があり、これは波が大きくなってボードのスピードが上がってくるとさらに顕著になって現れてきます。

これに対してGHDはテールエンドが少し狭く作られています。
これは高速時(大きめの波の時)におけるボードのコントロール性を良くし、レールの切り返しを軽くするためのデザインです。

結果的にテール部のアウトラインカーブが強くなり、レールトゥレールにおけるカービング性能の向上につながりました。
小波の時は、GMと比べると加速性能がやや劣りますが、標準的な波以上の条件では非常にバランスが良く完成度の高いボードとなっています。

今回はGMとGHDの特徴的な性質を書いてみましたが、実際にシェイプされているボードは100% GMだったり100% GHDだったりすることはごくわずかです。
OGM surfboardsの95%はオーダーハンドシェイプです。
ほとんどのボードはライダーとシェイパーとの打合せの段階で調整が加えられ、この2モデルの中間的などこかに落ち着きシェイプされることが多いです。

サーフボードは見た目のちょっとした違いで乗り味が大きく変わります。
そして、ボードのタイプは無限に存在します。

あまりモデル名だけにとらわれるのではなく、自分の求めるサーフィンのスタイルにはどんなボードが適しているのか? どんな波に乗るのか? サイズは? 素材は? じっくり考えて調整を加えることが大事です。
ショップの店長さん、あるいはシェイパーと直接相談して、ぜひ自分に合ったボードを手に入れてください。

自分にぴったりのボードはサーフィンを楽しくします。

 

 

波と語らうスピードのデザイン

SURF“RACING”EVOLUTION

サーフィンにおけるサーファーとボードシェイパーの関係は、カーレースにおけるドライバーとエンジニアのそれに近いといわれる。レースのごとく進化を続けてきたサーフィンの魅力に迫るべく、マクラーレンGT で2人のキーパーソンを訪ねた。https://firstdrive.jp/post-283

 

OGM 5

 

OGM 5 

カラーはブルーとオレンジの2色

価格 (送料無料)

トライフィンセット 3枚 14500(税別)
クアッドリアーセット 2枚 9800(税別)
マルチフィンセット 5枚 23500(税別)

いずれのセットにもフィンケースとセーフティスクリューが付属します。

スペック

BASE DEPTH FOIL
SIDE 115 120 FLAT
CTR 113 116 50/50
Q-REAR 104 99 80/20

 

 

 

MATRIX GHD

MATRIXシリーズはシェイプルームに来られないサーファーに対して、ライダーと同様の個別ボード調整が行えるシステムです。

あなたに本当にぴったりのサーフボードをシェイプするのはとても難しい作業です。
ハンドシェイプでは、あなたが現在乗っているボードを持ってシェイプルームに来て、そのボードの良いところ、悪いところを話しながら次に作るボードの修正箇所を考えます。
アウトラインは?、ロッカーは?、レールは?、コンケーブの配置は?すべてをそれぞれ計測しながら作業を進めます。
ライダーにはそれぞれの個性があるので、これを行わないとあなたがどんなボードに対してその感触を持っているのかの基準が無くなってしまうからです。
これは、シェイプルームの中でしかできない非常にたいへんな作業でした。

MATRIXシリーズはマシンシェイプです。
このシステムの優れているところは、今あなたの乗っているサーフボードのアウトライン、ロッカー、レール、コンケーブ配置、すべてが詳細にわかっていることです。
そのわかっているボードに対しあなたがどのような評価を持っているのか?
例えばもう少しスピードが欲しいとか、波のトップに上がる角度が欲しいとか、ボードの切返しをもう少し軽くしたいとか、MATRIXシリーズでは、たとえそのボードが目の前になくとも次の新しいボードに正確な修正を加えることができます。

 

MATRIX GHD
ベースとなっているGHDは、OGMコンペボードの中心に位置する代表的なモデルです。

アウトラインやボリュームの配分をボードの中央に集めたデザインは体重の移動に対してのレスポンスが速く、非常にコントロール性の高いボードです。
波の切立ったフェイスやポケットでのカービング性に優れ、さまざまな波の状況でも安定した性能を持っています。

こんなことができます。
まず最初のボードは、あなたとシェイパーとの十分なミーティングの上、このGHDをベースにあなたに最適と思われるサイズを決定して行きます。
もし遠方でOGM ShapeShopへ来られない方は、メールでのやり取りや、添付された動画などを確認しながらレールの調整やコンケーブ配置、ボリューム配分などの修正を考えます。
これがあなたの基準となるモデル第一号です。(好きなモデル名を付けてください)

でも、ここから先がOGM MATRIXの本当の出番です。
MATRIXはシェイプルームに来れないサーファーに最適なボード調整を行うためのシステムです。

次に作るボードは(まだ最初のボードにも乗っていないのに2本目の話でスミマセン)さらに一歩進んだ調整が可能です。
完璧な再現性を持ったシステムなので非常に細かな調整ができます。
たとえば、今のボードは十分気に入っているのだけど、あと少しだけセクションを抜けるためのスピードが欲しいと思った場合、他の部分をまったく変えずにコンケーブだけを深くするとか、ロッカーを調整してスピード性を高めることができます。

想像してみてください。
修正を加えるたびに、あなたのボードは一歩一歩確実にあなただけのマジックボードに近づいていきます。
あなたのボードデータは、病院のカルテと同じです。
前回のボード、前々回のボードなどから的確なボードデザインを推測し、最適なサーフボードを作り出します。
もちろんあなたが過去に作ったボードデータはすべてファイルの中に存在するため、いつでも再現することや、加工することが可能です。

シェイパーへ質問する

 

5’7″ (170cm) 18 3/4″ (47.6cm)
18 7/8″ (47.9cm)
2 3/16″ (5.56cm)
2 1/4″ (5.72cm)
24.3L
25.2L
5’9” (175cm) 18 7/8″ (47.9cm)
19″ (48.3cm)
2 1/4″ (5.72cm)
2 5/16″ (5.87cm)
25.9L
26.8L
5’11″ (180cm) 19″ (48.3cm)
19 1/8″ (48.6cm)
2 5/16″ (5.87cm)
2 3/8″ (6.03cm)
27.6L
28.5L

 

ENTRY

JPEG - コピー

レールサーフィンにこだわるOGMが、他とはちょっと違ったエントリーボード(入門ボード)を発売した。
このOGM ENTRYはただテイクオフすることを身につけるためのボードではない。
初級者がレール使ったターンの基本をマスターするためのボード、最初から本物のターンを練習するためのボードである。

初級者がサーフスクールを卒業し一人でテイクオフできるようになると、最初にオーダーするのは決まって幅が広めで、少し短くしたボードだ。
ボードが短くてもロッカーを落とし、テールとノーズの幅を広げれば、テイクオフの楽なボードは簡単に作れる。
でも、最初からこんなサーフボードを使っていたらターンはいつまでたっても覚えられない。
短いボードは前後方向のバランス(ピッチ)が安定しないため、傾けてレールを沈めた体勢(ロール)をとり続けることが難しい。
幅を広げることでボードのボリューム不足を補っているので、ボードをフラットにしたままでノーズの向きがくるくる変わってしまう。
このようなサーフボードに乗っているほとんどのサーファーは、ノーズを左右に振ること(ヨー)でターンが出来たと勘違いしてしまう。
最初の大切な時期にノーズを横に振ってボードの向きを変えてしまう間違ったターンを覚えてしまうので、なかなか次のレベルに上がれない。

ogm549524ENTRY BOARDS

このボードは普通のエントリーボードとは大きく違います。
テイクオフの早さだけを考えたフラットなセンターロッカーは持っていません。
ロッカーは弱めですが、コントロールしやすいナチュラルなものを採用しています。
ノーズを左右に振って曲がるようには作られていません。
曲がり方は自転車やバイクと同じです。
曲がりたい方向に体重をかけ、傾けて走れば簡単に自然に曲がります。
初級者用のボードですので、安定性を重視してデザインされていますが、基本的なターンする仕組みはプロ用のボードと何も変わりません。
すべてのOGMサーフボードのコンセプトは一貫しています。
止まったままでは曲がりません。
ボードは走ることによって曲がります。

初級者が簡単に乗れるサーフボードを作るのは非常に難しいことです。ogm54955
ピッチを安定させるための十分な長さを持ちながら取り回しの楽なボードにしなくてはいけません。

基本的にボードは安定していなくてはいけませんが、幅を広げすぎるとロールが安定しすぎてターンに入るきっかけをつかむのが難しくなってしまいます。
初級者でも安定してレールを寝かせ続けることのできるボード、そしてターンの最初から最後まで長くスムーズにレールを使うことのできるボードを作らなくてはいけません。
このボードのボトムには、ナチュラルなロッカーの上に弱めの長いVボトムが入っています。
これはロールをコントロールしやすくし、レールを使ったターンを安定させるためのものです。

また、初級者の多くはターンに入るきっかけをつかめず、そのタイミングが安定していません。
波のどの位置からでもターンに入りやすくするため、レールフォイルの変化を極力減らし、ロッカーとボリュームのバランスもストレスのない自然なカーブでつないでいます。
「自分の力で沖に出て、自分の力でボードの向きを変え、自分の力で波を捕まえる」
初級者がこの一連の動作を自分だけで行えるように、ボードの取り回しの良さを最大限に配慮してデザインされています。

エントリーボード(入門ボード)だからといって、ただ大きなボードにすれば良いというわけではありません。
中上級者がボードを選ぶときのようにシビアにサイズを決定する必要はありませんが、早く上達するためには自分の身体にあるていど合った大きさのボードを選ぶことが重要です。
OGM ENTRY
はカスタムオーダーが可能ですが、価格を抑えるためマシンシェイプで対応しております。

下記に代表的なサイズと体積を載せてあります。
幅だけ、あるいは厚さだけの変更も受けることができますので、
お店の人と良く相談してサイズを決定することをおすすめします。
初級者の方は、なるべく長くてボリュームのあるボードを。
レールターンの基本をもう一度マスターしたい人は、現在使っているボードより4~6インチ長めのボードを。
女性の方や体重の軽い方は、幅をやや細めにオーダーすると良いでしょう。

長さ 厚さ 体積
6’8″ (203cm) 20 1/4″ (51.5cm) 2 3/4″ (7.0cm) 40.0L
7’0″ (213cm) 21″ (53.4cm) 2 7/8″ (7.3cm) 45.4L
7’4″ (224cm) 22″ (55.9cm) 3″ (7.6cm) 51.9L
  • この表に無いサイズのオーダーにも対応します。ogm54953s
  • ボードはすべてOGMデザインのマシンシェイプです。(日本製)
  • 素材はPU+ポリエステルラミネートです。
  • フィンシステムはFCS、FCS-2、FUTUREのどのタイプでも選べます。
  • 価格¥128,000(税別、フィンは付属しません)