― 私が15年間、自分のボードで続けてきたシェイプの話 ―
年齢を、ボード選びに入れていますか?
この問いは、
誰かに向けた理論や一般論ではありません。
これは、私自身がこの15年間、
自分のサーフボードに対して、
実際にやり続けてきたシェイプの話です。
私は15年間、同じ考えでボードを作ってきました
サーフボードを作るとき、
私はいつも自分自身に問いかけてきました。
「今の自分の身体に、この形は本当に合っているか?」
「若い頃の感覚を、無理に引きずっていないか?」
「『できていた頃』の自分を基準にしていないか?」
この問いは、
年を重ねるごとに、
ますます重要になっていきました。
年齢は、隠すものではなく“設計条件”です
年齢という言葉には、
どうしてもネガティブな響きがあります。
でも、シェイパーとして、
そしてサーファーとして言えるのは、
年齢は衰えではなく、明確な変化だということです。
・筋力の出方
・可動域
・反応のタイミング
・無意識のクセ
これらは、確実に変わります。
そして私は、その変化を無視しないシェイプを、
自分のボードに対して続けてきました。
若い頃と同じボードを、作らなくなった理由
正直に言えば、
若い頃に乗っていたボードを
そのまま作ることもできました。
でも、そうしなくなったのは、
波の中での答えが変わったからです。
・パドルで一瞬遅れる
・テイクオフで無理が出る
・ターンの入りで力を使いすぎる
こうした違和感は、
言い訳ではなく、
ボードからの明確なサインでした。
だから私は、
アウトラインを見直し、
ボリュームの置き方を変え、
ロッカーやレールの考え方を調整してきました。
それは妥協ではなく、
今の自分で一番自然に乗れる形を探す作業でした。
年齢を入れたシェイプは、サーフィンを楽にします
ここで言う「楽」とは、
簡単になる、という意味ではありません。
・余計な力を使わない
・動きが途切れない
・波の中で判断が遅れない
そうした無駄のないサーフィンができる、ということです。
私自身、
年齢をボード設計に正直に入れるようになってから、
サーフィンはむしろシンプルになりました。
結果として、
海に入る回数も、
一本一本の満足度も、
確実に上がっています。
上達とは、若い頃に戻ることではありません
15年間、自分のボードを削り続けてきて、
はっきり言えることがあります。
上達とは、若返ることではありません。
今の自分の身体を理解し、
その状態で最大限気持ちよく乗れる道具を選ぶこと。
それが、本当の意味での上達だと、私は思っています。
これは、私自身のシェイプの話です
もしあなたが今、
・最近ボードが合わない
・昔より疲れる
・理由は分からないけど、しっくり来ない
そう感じているなら、
それは技術の問題ではないかもしれません。
その違和感は、
ボードが『今のあなた』を見ていないだけ
という可能性もあります。
このブログでは、
私自身が15年間、自分のボードで試し、
修正し、答えを出してきた
「年齢を入れたボード設計」について、
これからもう少し具体的に書いていきます。
※ 続き、
👉 今の自分に合うボードという考え方

