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2人の全日本チャンピオン

2021年、OGMサーフボードから2人のNSA全日本チャンピオンが生まれました。

生産台数が少なく、取引ショップも少ないOGMにとって、本当に奇跡のような出来事です。

青山選手、坂本選手、おめでとうございます。

 

地区予選を勝ち上がり、各地区から選ばれた強豪を破っての完全優勝です。

この写真で、二人とも素晴らしい笑顔をしていますが、この一年間の彼らの努力は並大抵のものではなかったと思います。

本当にお疲れ様でした。

 

OGMサーフボードユーザーの皆さん、OGMを支えてくれているサーフショップの皆さん、

いつもありがとうございます。

OGMは、楽しく乗りやすいサーフボードを目指します。

これからもずっとよろしくお願い致します。

 

本当に夢のようです!

小川昌男

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GMとGHDとの違いについて


GMGHDの最大の違いは、テール部分のアウトラインにあります。
図の通り、GMGHDよりもテールエンドのアウトラインが広く設計されています。

この広いテール面積のおかげで、GMは波から受けるパワーが増し、小波でも加速性の高いボードに仕上がっています。
「それなら、もっとテールを広くすれば、さらに加速の良いボードになるのでは?」と思うかもしれませんが、テールを広げすぎるとコントロール性が失われてしまいます。

サーフボードはレールを使って傾けながらターンします。
特に、ボトムターンからトップターンへの切り返しの際、広いテールのボードは左右のレールの入れ替え時に反応が重くなる傾向があります。
これは、波が大きくなってスピードが増すほど顕著に現れます。

一方、GHDはテールエンドがやや狭くデザインされています。
これは、大きめの波でスピードが上がった際のコントロール性を向上させ、レールの切り返しをスムーズにするための設計です。
結果的に、テール部分のアウトラインカーブが強くなり、レール・トゥ・レールのカービング性能も向上しています。
小波での加速性能はGMに若干劣るものの、標準的な波以上のコンディションでは非常にバランスが取れた完成度の高いボードとなっています。

 

GMGHDはあくまで基準点

今回はGMGHDの特徴的な性質について説明しましたが、実際にシェイプされるボードが100% GM、または100% GHDというケースはほとんどありません。
OGM Surfboards
の約95%はオーダーメイドのハンドシェイプで、ほとんどのボードはライダーとシェイパーの打ち合わせを経て、これら2つのモデルの中間的なデザインに調整されることが多いです。

サーフボードは、見た目の少しの違いで乗り味が大きく変わります。
ボードのタイプは無限にあり、モデル名だけにとらわれるのではなく、自分のサーフィンスタイルに合ったボードを考えることが大切です。

  • どんな波に乗るのか?
  • サイズは?
  • 素材は?

じっくり検討して、自分に合ったボードを選びましょう。

 

自分にぴったりのボードがサーフィンをもっと楽しくする

最適なボードを見つけるためには、ショップの店長さんやシェイパーと直接相談するのが一番です。
自分にぴったりのボードは、間違いなくサーフィンをより楽しいものにしてくれます。

 

シェイパーへ質問する

 

 

OGM 5

完売しました。
ありがとうございました。

OGM 5 

カラーはブルーとオレンジの2色

価格 (送料無料)

トライフィンセット 3枚 14500(税別)
クアッドリアーセット 2枚 9800(税別)
マルチフィンセット 5枚 23500(税別)

いずれのセットにもフィンケースとセーフティスクリューが付属します。

スペック

BASE DEPTH FOIL
SIDE 115 120 FLAT
CTR 113 116 50/50
Q-REAR 104 99 80/20

 

 

 

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MATRIXシリーズ – 遠方のサーファーにも最適なボード調整を実現するシステム

MATRIXシリーズとは?

OGM MATRIXシリーズは、シェイプルームに来られない遠方のサーファーでも、ライダーと同様に個別のボード調整を受けられるシステムです。

あなたに本当にフィットするサーフボードをシェイプすることは、非常に難しい作業です。
ハンドシェイプでは、現在乗っているボードを持参し、その良し悪しをシェイパーと話しながら、次に作るボードの調整を決めていきます。
アウトライン、ロッカー、レール、コンケーブの配置など、すべてを細かく計測しながら作業を進めるのです。
これはライダーごとの個性を正確に反映するために不可欠なプロセスであり、これまではシェイプルーム内でしかできない専門的な作業でした。

しかし、MATRIXシリーズは精密なプロファイリングシステムを導入することで、この課題を解決しました。
このシステムの最大の強みは、現在乗っているボード(※OGM MATRIXシリーズであることが前提)のアウトライン、ロッカー、レール、コンケーブの配置が正確にデータ化されている点にあります。

あなたが「もう少しスピードが欲しい」「波のトップでの反応を向上させたい」「ボードの切り返しを軽くしたい」と感じたとき、そのフィードバックをもとに、実物がなくても的確な調整を加えた次のボードをシェイプできるのです。

さらに、マシンシェイプの導入により、シェイプ作業の効率化が可能になりました。
これにより、従来のハンドシェイプと比べてコストを大幅に削減し、高品質なボードを低価格で提供できるようになっています。

 

MATRIX GHD – コンペボードの中心を担うモデル

MATRIX GHDのベースとなるGHDモデルは、大澤伸幸プロがJPSAグランドチャンピオン獲得時に使用した、ハンドシェイプによるボードであり、OGMのコンペティションボードを代表するモデルです。
アウトラインやボリューム配分をボード中央に集めたデザインにより、体重移動に対するレスポンスが速く、高いコントロール性を誇ります。
さらに、波の切り立ったフェイスやポケットでのカービング性能に優れ、さまざまな波のコンディションに対応できる安定した性能を備えています。

あなたに最適なボードを作るプロセス

1本目:基準となるボードを決定

最初のボードは、あなたとシェイパーとの十分なミーティングを経て、GHDをベースに最適なサイズを決定していきます。
遠方の方は、メールでのやり取りや動画の送付を通じて、レールの調整やコンケーブの配置、ボリューム配分などを検討しながら進めます。

こうして完成した1本目のボードは、今後あなた専用のモデルとして確立され、シェイプデータが保存されます。
この段階で、一般的なマシンシェイプボードと同等以上の性能を確保できるはずです。

 

2本目以降:精密なカスタマイズで理想のボードへ

ここからがMATRIXシリーズの真価を発揮するフェーズです。
MATRIX
シリーズは、高度なプロファイリングシステムを活用し、完璧な再現性を持ちながらも細かな調整が可能です。

例えば、今のボードに満足しているものの、
「もう少しセクションを抜けるスピードが欲しい」
と感じた場合、他の部分はそのままに、コンケーブを深くする、またはロッカーを調整してスピード性能を高めることができます。
また、マシンシェイプを活用することで、従来のハンドシェイプでは難しかった微調整も高精度で再現可能となりました。
シェイプデータを蓄積しながら最適なデザインを追求できるため、より完成度の高いカスタムボードをリーズナブルな価格で提供することができます。

 

MATRIXシステムが証明した実績

実際にこのMATRIXシステムを使って、OGMライダーの坂本應尚選手と青山雄一選手の2人がNSA全日本チャンピオンとなっています。
両選手とも複数回のNSA全日本チャンピオンという輝かしい実績を持ち、このシステムの精度の高さとボードデザインの的確な調整が、トップレベルの競技者にも通用することを証明しました。

 

進化し続ける、あなた専用のマジックボード

ボードデザインは、あなたのフィードバックをもとに少しずつ進化し、確実にあなた専用のマジックボードへと近づいていきます。

MATRIXシリーズでは、あなたのボードデータを病院のカルテのように管理します。
過去に作成したボードデータはすべてファイルに保存されており、いつでも再現・改良が可能です。

また、マシンシェイプの導入により、オーダーメイドの精度を高めながらもコストを抑え、これまで以上に手に取りやすい価格で提供できるようになりました。

 

MATRIXシリーズの販売元 

MATRIXシリーズは、その精密なシェイププロセスの特性上、OGMシェイプショップ にて販売されます。
あなたにとって究極のボードを作り上げるために、MATRIXはこれからも進化を続けます。

 

MATRIX GHD

5’7″ (170cm) 18 3/4″ (47.6cm)
18 7/8″ (47.9cm)
2 3/16″ (5.56cm)
2 1/4″ (5.72cm)
24.3L
25.2L
5’9” (175cm) 18 7/8″ (47.9cm)
19″ (48.3cm)
2 1/4″ (5.72cm)
2 5/16″ (5.87cm)
25.9L
26.8L
5’11″ (180cm) 19″ (48.3cm)
19 1/8″ (48.6cm)
2 5/16″ (5.87cm)
2 3/8″ (6.03cm)
27.6L
28.5L

 

 

製品仕様

SHAPE :  OGMデザイン+マシンシェイプ
素材 :  PU+ポリエステルラミネート
カラー : クリアー
フィンシステム : トライ( FCS-2FUTUREから選択可能)
価格 :  ¥138,000(税別)   フィンは付属しません
(日本製)

送料地方発送の場合、配送料の一部として、¥3,000(税別、離島を除く)をご負担いただいております。

ご注文の際は、シェイパーと十分にご相談いただくことをおすすめしております。
1
本目のボードから最適な仕上がりを目指し、お客様にとってベストなボードをご提供できるよう努めております。

 

シェイパーへ質問する

OGM ShapeShop (OGMシェイプショップ)
〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越874-101
TEL:090-2216-4376
FAX:0467-33-1822
info@ogmsurf.com

 

上級者向け:上達するサーフボード選び

 

 

ボトムターン、オフザリップ、カットバック、フローター……。
一通りのマニューバーを習得し、同じようなことをしているはずなのに、なぜか上手なサーファーと少し違う。

中級者以上のサーファーには、こんな悩みを抱える人が多いのではないでしょうか。

この違いは、マニューバー同士のつながりが影響する場合もありますが、実際には一つ一つのマニューバーのクオリティの差が主な原因です。
もしあなたがコンペティターであれば、これまで使っていたボードよりもさらにワンランク上の性能を持ち、自分に完全にフィットするサーフボードを手に入れる必要があります。

現在の試合では、ジャッジは各マニューバーにおいて最大限のパワーと正確なコントロールを求めています。
上級者は最高のスピード状態から迷いなくレールを寝かせ、スムーズにターンへ移行します。
そして、スピード、パワー、そしてコントロールが融合したマニューバーこそが、ジャッジの心を動かすのです。
手加減やごまかしでは高得点は得られません。

 

信頼できるサーフボードが必要な理由

サーフボードを思い通りに操る方法はただ一つ。
サーファーは重心の微妙な移動だけでボードをコントロールしています。
そのため、サーフボードに対して安心して全力を発揮できるよう、サーファーとボードの間には100%の信頼関係が必要です。

ロッカーの大きさ、アウトラインのバランス、レールの形状、コンケーブの配置、ボードの重量――これらはすべて、サーファーの体型やライディングスタイルに合っていなければなりません。

 

 

理想のサーフボードを手に入れるには

自分にぴったり合ったサーフボードを手に入れるためには、シェイパーがライダーの言葉に耳を傾け、ライディングを徹底的に分析し、微調整を重ねる必要があります。
ロッカーの角度やテールの幅、レール形状など、わずかな調整が乗り味を大きく変え、信頼できるボードを完成させます。

このプロセスはハンドシェイプでもマシンシェイプでも変わりません。
既製モデルの中で長さ、幅、厚さをなんとなく選んだだけでは、自分にとっての“マジックボード”に出会える可能性は極めて低いでしょう。
特に上級者にとっては、ノーズ幅やテール幅、ワイデストポイント、ボリュームバランスの調整など、既存モデルの枠を超えたカスタマイズが必要になります。

シェイパーとのコミュニケーションが鍵

言葉でサーフボードの感触を伝えるのは簡単ではありません。
しかし、ショップスタッフやシェイパーとじっくりコミュニケーションを取り、自分に合った理想のサーフボードを見つけてください。

それが、さらなる上達への第一歩となるでしょう。

 

OGMでは、サーフボード、サーフクリニックなどに関する無料相談を行っております。
お気軽にお問い合わせください。


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