OGM Surf Logs」カテゴリーアーカイブ

フィンの話

フィンで、サーフボードはここまで変わる

サーフボードの性能は、フィンのセッティングで大きく変わることをご存じでしょうか。

フィンは、サーフボードの中でもっとも性能に影響を与えるパーツです。
どんなに自分に合ったボードでも、フィンが合っていなければ本来の性能は引き出せません。
逆に言えば、多少ボードが合っていなくても、フィンの調整によってその特性を自分に近づけることができます。

フィンの役割は「横滑りを推進力に変えること」

フィンは、単に横滑りを防ぐだけのものではありません。
横滑りをコントロールし、それを推進力へと変換する装置です。

たとえばスピードが欲しいと感じたとき。
ワンサイズ大きいフィンに変えると、グリップが増し、結果としてスピードが伸びることがあります。

ただし、ここには注意点もあります。
グリップが強くなりすぎると、ボードの反応はシビアになり、コントロールが難しくなります。

上級者であれば、その強いグリップを使ってより大きなマニューバーにつなげることができますが、
すべてのサーファーにとって扱いやすいとは限りません。

「少し滑る」ことが、乗りやすさになる

グリップの甘さは、決して悪いものではありません。
むしろ、車のハンドルの遊びのように、コントロールの余裕を生みます。

特に初中級者にとっては、このわずかな横滑りが
ターンのきっかけを作り、レールの切り返しをスムーズにしてくれます。

もし今、

・ワイプアウトが多い
・レールをうまく倒せない

と感じているなら、フィンをワンサイズ小さくすることで改善する可能性があります。

トライフィンは「3枚で1枚」と考える

トライフィンの場合、3枚すべて同じである必要はありません。

むしろ、前後でサイズを変えることで、ボードの性格を大きく調整することができます。

たとえば――

・サイドフィンを大きく、センターを小さく
加速性が高く、小回りが効く(小波向き)

・サイドフィンを小さく、センターを大きく
安定性が増し、スピードのある波でもコントロールしやすい

仮想フィンという考え方

マルチフィンは、それぞれが独立しているようでいて、
実際にはひとつの大きなフィンとして機能していると考えると理解しやすくなります。

前後のフィンサイズを変えることで、
この「仮想的なフィンの重心」が前後に移動します。

つまり、同じボードでもフィンセッティングによって
動きの軸そのものを変えることができるのです。

フィンを変えれば、サーフィンは変わる

サーフボードを変える前に、フィンを見直す。
それだけで、今のサーフィンが驚くほど変わることがあります。

もし今のボードに少しでも違和感があるなら、
それはボードではなく「フィンの問題」かもしれません。

シェイプショップでは、ボードの設計だけでなく、
こうしたフィンセッティングまで含めて乗り味を完成させていきます。

既製の組み合わせではなく、
あなたのサーフィンに対して最も自然に機能するバランスを、一緒に見つけていきましょう。

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速ければ、それで十分ですか?

「速ければ、それで十分ですか?」

サーフボードの性能を語るとき、よく出てくる言葉があります。
「速い」。

テイクオフが速い。
走りが速い。
とにかくスピードが出る。

確かにスピードは、サーフィンにおいて欠かせない大きな魅力です。

でも、速ければそれで十分なのでしょうか。

たとえば、テイクオフがやたらと速いボード。
少し波に押されればスッと前に出て、誰よりも早く立てる。

一見すると、とても良いボードに思えます。
しかし実際に乗ってみると、走り出しは速いのに、その後が難しい。

レールが入りにくい。
ターンのきっかけがつかみにくい。
スピードがありすぎて、波のフェイスに合わせきれない。

結果として、真っ直ぐ走るだけになる。
あるいは、スピードに振り回されてしまう。

ここで大切なのは、
テイクオフが速い=コントロールしやすい、ではないということです。

むしろ、速すぎるボードほどコントロールが難しくなることもあります。
まだ体勢や目線、ラインのイメージが整う前に、走り出してしまうからです。

では、本当に良いボードとは何か。

それは、
コントロールできるスピードを持っているボードです。

速いけれど暴れない。
走るけれど置いていかれない。
自分のタイミングでレールが入り、思ったところでターンが始まる。

そのときサーフィンは、
「ただ速い」から「乗れている」へと変わります。

上達していく人は、この違いを自然と感じ取っています。
だからこそ、ただ速いボードではなく、

「自分が扱えるスピードの中で、最大限に動かせるボード」

を選ぶようになります。

シェイプにおいても、このバランスがすべてです。

アウトライン、ロッカー、レール、ボリューム配分。
これらは単にスピードを出すためではなく、

コントロールできるスピードを作るため

に存在しています。

サーフボードはロッカーによって、
走っている状態で傾ければ自然に曲がるように設計されています。
そこにアウトラインやレール形状、ノーズからテールまでの厚みの変化が加わることで、
スピード、安定性、そしてターンの質が決まります。

この組み合わせによって、ボードの性格は大きく変わります。

イメージはシンプルです。

車ならハンドルを切った分だけ曲がる。
バイクなら傾けた分だけ曲がる。

その入力に対して正確に応えてくれること。
しかも唐突ではなく、コントロールできる範囲で。

その感覚をサーフボードで実現すること。
それがシェイプの目指すところです。

速さはゴールではなく、あくまで手段です。
そのスピードをどう使えるか。
どれだけコントロールできるか。
そこに、サーフィンの本質があります。

もし今、
「速いけどうまく乗れない」
「なんとなく乗れているけど、しっくりこない」

そんな感覚があるなら、ボードとのバランスを見直すタイミングかもしれません。

あなたにとってのちょうどいい特性はどこなのか。
それを一緒に見つけていくことが、本当に乗れる1本につながります。

ただ速いだけではなく、
乗れる速さを持った1本を。

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ターンの話

サーフィンのあらゆるマニューバーは、波に対して体が開くフロントサイドと、背中を向けるバックサイド――つまり左右のターンの組み合わせで成り立っています。
ボトムターンも、トップターンも、オフザリップも、カットバックも、すべては「右へ曲がる」「左へ曲がる」というシンプルな動作の連続です。
そう考えると、サーフィンという複雑に見える動きも、実はとてもシンプルな原理の上に成り立っていることが分かります。

つまり、ターンをしっかりと身につけることが、すべての技術の土台になります。
どんなに派手なマニューバーでも、その根底にあるのはターンの質です。
ターンがしっかりしていなければ、どこか不安定で、再現性の低いサーフィンになってしまいます。

一見シンプルな動作であるターンですが、その奥は非常に深いものです。
上手なサーファーのターンは、レールの入り方がとてもスムーズで、無駄な力みがなく、それでいてしっかりと波を捉えています。
ボードが自然に傾き、波のフェイスに沿って加速していくその動きは、力強さと同時に美しさを感じさせます。
逆に、どこか引っかかるようなターンや、途中で減速してしまうターンは、見た目にもぎこちなさが出てしまいます。

サーフィンの上手さは、そのままターンの質に表れます。
だからこそ一度、自分のターンを客観的に見てみてください。
スムーズにレールが入っていますか?
それともどこかでギクシャクしていませんか?
その違和感に気づくことが、上達への大きな一歩になります。

そして、きれいなターンを生み出すためには、技術だけでなくボードの存在も非常に重要です。
自分のサーフィンスタイルに合ったアウトライン、適切なロッカー、そしてレールの厚みや形状。
これらが噛み合ってはじめて、無理のない自然なターンが可能になります。
どれだけ技術があっても、ボードが合っていなければ、ターンはどこか不自然なものになってしまいます。

ターンはすべての基本であり、同時に最も奥が深い部分です。
だからこそ、もう一度「ターン」に意識を向けてみてください。
そこには、サーフィンを変えるヒントが必ずあります。

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上達するためのボード選び

サーフィンが上手くなりたい。
誰もがそう思って海に入っています。

では、そのために
どんなサーフボードを選べばいいのでしょうか。

多くの人はこう考えます。
「動かしやすいボード」
「軽くて反応のいいボード」
「プロが乗っているようなボード」

でも、ここにひとつ大きな落とし穴があります。
それは——
できる人のためのボードを選んでしまうことです。

上達を止めてしまうボード

サーフィンには段階があります。
まだテイクオフが不安定な段階。
波を横に走ることを覚える段階。
ターンを覚えていく段階。

この途中にいる人が、
操作性だけを求めたボードを選ぶとどうなるか。

・波に乗れない
・立ててもすぐ失速する
・ターンに入る前に終わる

つまり、
練習の回数そのものが減ってしまいます。
これが一番の問題です。

上達とは、センスではなく回数です。
良い感覚を何度も繰り返すことでしか、
体は覚えません。

上達を加速させるボード

では逆に、上達を早めるボードとは何か。
それはシンプルです。

「余裕のあるボード」

・テイクオフが早い
・少し遅れても波に乗れる
・立ったあとに考える時間がある

この余裕が、すべてを変えます。

テイクオフに成功する回数が増える。
波に乗っている時間が長くなる。
その中で、次の動きを試す余裕が生まれる。

結果として——
1
本の波から得られる経験値が増えていきます。

「難しいボード=上達する」は誤解

よくある考え方として、
「難しいボードの方が上達する」
というものがあります。

これは、半分正しくて半分間違いです。

確かに最終的には、
高性能なボードを乗りこなす必要があります。
でもそれは、
基礎ができた後の話です。

基礎ができていない状態で難しいボードに乗ると、
ただ失敗を繰り返すだけになります。
それでは、体は何も覚えません。

ボードは先生である

サーフボードは、ただの道具ではありません。
乗り手に対して、常に何かを教えています。

・この位置に立てば走る
・ここで体重をかければ曲がる
・ここで待てば波に乗れる

良いボードは、
正しい動きを自然に導いてくれます。

つまり、
ボードそのものが先生になります。

上達したいなら

最後にひとつだけ。

もし本気で上達したいなら、選ぶべきなのは
「今の自分にとって、一番気持ちよく波に乗れるボード」です。

カッコいいボードでも、
流行りのボードでもなく、
ちゃんと波に乗れるボード

そこからすべてが始まります。

サーフボードは、完成品を選ぶものだと思われがちですが、
本来は——その人に合わせて作るものです。

もし今、
少しでも「今のボードが合っていないかも」と感じているなら、
一度、あなたのサーフィンを聞かせてください。

体重や年齢だけでなく、
よく入るポイント、波のサイズ、
今できていること、これからやりたいこと。

それらをひとつずつ整理していくと、
その人に必要なアウトライン厚みの配分は、自然と見えてきます。

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シェイプを見る意味、考えたことはありますか?

 

「シェイプを見る意味、考えたことはありますか?」

今回のブログは、この問いについて書いてみたいと思います。

サーフショップに並んでいるボードを見たとき。
あるいは、完成したサーフボードを手に取って見たとき。

多くの人は、まずサイズを見ます。
長さ、幅、厚み、リッター数。

もちろんそれは大事です。
ですが――
それだけでボードを理解した気になっていないでしょうか。

ここで言う「シェイプを見る」というのは、
削っている作業を見ることではなく、
完成したサーフボードの形そのものを見るという意味です。

シェイプを見るというのは、
単に「形を眺めること」ではありません。

そこには、
そのボードがどう走り、どう曲がり、どう波にフィットするのか
という意図がすべて込められています。

レールの落とし方ひとつ。
ロッカーのつながり方ひとつ。
アウトラインのわずかなカーブひとつ。

それらはすべて、
「どんなサーフィンをさせたいか」という設計の答えです。

言い換えるなら、
シェイプを見るというのは――
ボードの未来を見ることでもあります。

例えば、同じ長さ・同じリッターでも、
シェイプが違えば乗り味はまったく変わる。

スピードの出方も、
ターンの質も、
波への入り方も変わります。

だからこそ、
完成したシェイプを見る目を持つことは、
ボード選びそのものを変えます。

「なんとなく良さそう」から、
「これはこう動くボードだ」という理解へ。

そこに一歩踏み込めると、
サーフィンは確実に変わります。

そしてもうひとつ。

シェイプを見るというのは、
シェイパーの頭の中を覗くことでもあります。

なぜこのラインなのか。
なぜここを削り、ここを残しているのか。

それを完成した形から感じ取れるようになると、
ボードはただの道具ではなくなります。

対話できる存在になる。
それが、シェイプを見る意味だと私は思います。

そしてここからは、
「実際にどこを見ればいいのか」
という話です。

シェイプを見るといっても、
最初からすべてを理解する必要はありません。

まずは、この3つだけで十分です。

 

アウトライン(全体のシルエット)

まずは、上から見たときのです。

ノーズからテールまで、
どこにボリュームがあり、
どこが絞られているのか。

ここには、
そのボードのスピードの出方と回転性がはっきり出ます。

  • 幅が前にある テイクオフが速く、前へ走りやすい
  • テールが絞られている コントロールしやすく、ターンがシャープになる

つまりアウトラインは、
そのボードの性格そのものです。

ここを見ずにボードを選ぶのは、
正直もったいないと思います。

 

ロッカー(反りのつながり)

次に見るべきはロッカーです。

ノーズからテールまでの反りが、
どうつながっているか。

ここには、
波とのフィット感とスピードの質が出ます。

  • フラット気味 スピードは出やすいが、ポケットでの対応はやや難しい
  • しっかりロッカーがある 波のフェイスにフィットしやすく、コントロールしやすい

大事なのは、強い・弱いではなく
**“
つながり”**です。

途中で違和感のあるカーブになっていないか。
自然に流れているか。

シェイパーは、このラインにかなりの神経を使っています。

 

レール(波との接点)

最後はレールです。

ここは、ボードと波が直接触れる場所。
つまり、コントロールの核心です。

  • 厚く丸いレール 許容範囲が広く、安定感がある
  • 薄くシャープなレール 反応が速く、繊細なコントロールが可能

そして重要なのは、
ノーズからテールまでの変化です。

どこから薄くなっているのか。
どこでエッジが効き始めるのか。

ここを感じ取れるようになると、
ターンのイメージがかなり具体的に見えてきます。

この3つを見るだけでも、
そのボードがどう動くのかは、かなり見えてきます。

逆に言えば――
ここを見ずに数値だけで選ぶのは、
少し危険です。

最後にひとつだけ。

シェイプを見るというのは、
正解を当てることではありません。

「このボードはこう動きそうだ」
と、自分なりに感じること。

そして実際に乗ってみて、
その答え合わせをすること。

この繰り返しの中で、
見る目は確実に育っていきます。

シェイプは、
すべてを語っています。

ただ、こちらが見ようとしなければ、
何も語ってくれません。

見るか、見ないか。

その差が、
ボード選びの差になり、
やがてサーフィンの差になります。

シェイプは、完成した時点ですでにすべてを語っています。

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発音は「ブイ」じゃなくて「ヴィー!」

昔、現在はレジェンドビッグウェイバーとして知られるTさんから、
「パイプ用のボードを作ってほしい」
というオーダーをいただいたことがありました。

ただ、その時の私は正直に言って――
パイプ用のボードなんて削ったことがない。

どうしたものか。
頭の中であれこれ考えます。

ロッカーは?
レールは?
アウトラインは?

考えれば考えるほど、
まったく答えが出ません。

そんなある夜のことです。

夢の中に、
あの トム・キャロル大先生 が現れました。

場所はどこかのシェイプルームのような場所。
キャロル先生は、私の前で手をこうやって――
山の形にして見せました。

そして一言。

「ヴィー!」

大事なことなので言っておきますが、
英語ネイティブですから

「ブイ」じゃなくて「ヴィー!」です。

しかも先生、

ちゃんと下唇を軽く噛んで発音していました。

さすがネイティブ、

夢の中でも発音がリアルです。

しかも、かなり自信満々の感じで。

私は夢の中で
「なるほどヴィーか
と妙に納得しています。

そして目が覚めて、
そのままシェイプルームに行きました。

不思議なことに、

迷いが完全に消えていました。

そこから削ったボードは、
ちゃんとパイプ用のボードとして形になりました。

実はこういうこと、
私にはけっこうあります。

シェイプのデザインで悩んでいると、
夢の中で誰かがヒントをくれる。

それがサーファーだったり、
形だったり、
言葉だったり。

だから私は、
夢から教わったデザインは
神様からの贈り物だと思っています。

ちなみに今のところ、

夢のキャロル先生から
シェイプ代の請求は来ていません。

ちょっと助かっています。

 

 

私は宇宙人に拐われたことがある…らしい

左膝のチップの話

もう40年も前の話です。
私は一度、円盤に乗せられる夢を見たことがあります。

その時、私は建物の5階の窓のそばで寝ていました。
ふと気づくと、窓の外に円盤が迎えに来ています。

普通なら、そこから外に出たら大変な高さです。
でも夢の中の私は、まったく迷いません。

「はいはい、来ましたか」

という感じで、そのまま窓の外へ一歩。

すると円盤の下から青い光が出て、
私は落ちることなく、そのままスーッと吸い上げられていきます。

ここまでは、まあ予想の範囲内。
(夢の中の自分の感覚です)

問題はその後でした。

円盤の中で、銀色のベッドのような台に寝かされ、
宇宙人らしき存在が注射を打とうとしてきます。

ここで私は初めて抵抗しました。
私は注射が大嫌いなんです。

「ちょっと待ってくれ。
そんな話は聞いてない。」

……と思ったところで目が覚めました。

翌日、その話を友人にすると、
彼が妙なことを聞いてきます。

「小川さん、左の膝、調子悪くないですか?」

私は言いました。

「いや、悪いのは右膝だよ。
サーフィンの時、サポーターを巻いているのは右だし。」

そう言って右膝を触ろうとした瞬間、
私は気づきました。

あれ?

調子が悪いの、
右じゃなくて左膝だ……

すると友人は、本を一冊貸してくれました。
宇宙人に拐われた人の体験談の本です。

そこにはこう書いてありました。

「拐われた人は、左膝にマイクロチップを埋め込まれる」

そして膝の調子が悪くなる、と。

それ以来、友人は私のことを
「宇宙人に拐われたことのある人」
だと言っています。

私もたまに、初対面の人にこう言います。

「実は昔、円盤に乗せられたことがあってね。
その時、左膝にチップを埋め込まれてから調子が悪いんです。」

だいたい相手は、
一歩引きます。

でも私は、時々思うんです。

もし黒船が日本に来たように、
宇宙人が地球に来てくれたら。

その時、人類は
国とか争いとかをやめて、

「地球」という一つのチームになれるんじゃないか。

そんなことを考えることがあります。

まあ、とりあえず私は、
左膝のチップの電波が届く範囲で、
今日も普通に生活しています。

 

 

万能を目指した瞬間、サーフボードの個性は死ぬ

なぜOGMは「全部入り」を選ばないのか

「全部入りのボードが欲しい」
オーダーの相談を受けていると、
そう言われることがあります。

小波でも走って、
サイズが上がっても怖くなくて、
テイクオフが早くて、
ターンもしやすい。

気持ちは、よく分かります。
誰だって失敗したくないし、
一本で何とかしたいと思う。

ただ、
シェイパーとして長く削ってきて
はっきり言えることがあります。

万能を目指した瞬間、
サーフボードの個性は死にます。

サーフボードは
「足りないところを補う道具」ではありません。

その人のサーフィンの
どこを一番大事にするか
形にしたものです。

・テイクオフなのか
・スピードなのか
・安定感なのか
・ターンの感触なのか

全部を同じ強さで成立させようとすると、
結果的に
どこにも強くない形になります。

それは優しい形に見えて、
実はとても曖昧な形です。

私は、
合わない人がいることを前提に
ボードを作っています。

この形は、
こういう波で、
こういうサーフィンをしたい人には
はっきりと力を発揮する。

でも、
違うものを求めている人には
正直に言って、合わない。

それでいいと思っています。

合わない=失敗ではありません。
合わない=役割が違うだけです。

年齢や体力の変化で、
ボードに求めるものは変わります。

昔と同じ感覚で選ぶと、
無理をしてしまうこともある。

だからといって、
ただ楽な方向に振り切ればいい
という話でもありません。

大事なのは、
「今の自分は、何を一番大切にしたいのか」
そこをはっきりさせることです。

OGMのボードは、
誰にでも勧められるものではありません。

でも、
この形が最良だ
自分で言い切れないボードを
世に出すつもりもありません。

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そのボード、本当に「誰にでも」合いますか?

「誰にでも合うボード」という言葉を、
私はあまり信用していません。

体格も、年齢も、波の質も、
そしてサーフィンに向き合う時間も違う。
それなのに、どうして同じ一本が
全員に合うと言えるのでしょうか。

万能を目指すということは、
どこにも振り切らない、ということです。
それは一見やさしく聞こえますが、
裏を返せば、誰のためにもなっていない場合がある。

私は、
合わない人がいることを前提にボードを作っています。

それは冷たい判断ではありません。
むしろ、その一本が本当に力を発揮する
サーファーの顔が、はっきり見えているからです。

速さが欲しい人。
安定感を最優先する人。
とにかく楽に乗りたい人。

そのすべてに「はい」と言うことは、
シェイパーとして正直ではない。
だから私は、最初から線を引きます。

この形は、こういう人のためのものです。
それ以外の人には、別の選択肢がある。

それでいいと思っています。

ボードは、
波に合わせる道具ではありません。
その人のサーフィンに合わせる道具です。

だからOGMは、
万人受けする形ではなく、
最良だと思える形だけを残します。

合わない人もいる。
それでも、この形が最良だと思える一本しか作らない。

それが、私のやり方です。

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シェイプは、対話から始まります

OGMシェイプショップでは、
希望される方はご自身のサーフボードのシェイプに立ち会うことができます。

まず大切にしているのは、削ることではありません。
じっくり話すことから、すべてが始まります。

どんなボードが欲しいのか。
どんなサーフィンがしたいのか。
どんな波で、どんな頻度で海に入るのか。

コーヒーを飲みながら、時間をかけて話を聞き、
その人の中にある「まだ言葉になっていないイメージ」を
少しずつ形にしていきます。

「あなたに合う一本」を作るということ

自分にぴったりのサーフボードを作ることは、
実はとても難しい作業です。

サーファーとシェイパーが、
ボードの形・長さ・幅・ロッカー・レールの感覚を
言葉だけで完全に共有することは簡単ではありません。

だからこそOGMでは、
シェイプルームの中で実際にボードのアウトラインを描き、
ロッカーを作り、レールのフォイルを確認しながら、
一緒に「正解」を探していきます。

この工程は、
プロ選手やアマチュアのトップサーファーにシェイプする時と、まったく同じものです。

乗りやすさへのこだわり

OGMが一貫してこだわってきたのは、
「乗りやすいボード」であること。

自分に合ったサーフボードとは、
「難しいボード」でも「流行のボード」でもありません。
あなたがうまく乗れるボードのことです。

 

あなたに合わせて作られたボードは、
操作性が良く、無理がなく、
まるで自分の手足のように自然に動きます。

 

 

20年前、シェイプショップを始めた理由

その人に合ったボードを作るため、
OGM
20年前にシェイプショップをオープンしました。

目的のないボードは作れない。
だからこそ、
「どんなサーフィンをしたいのか」を知ることが何より大切だと考えています。

どんなボードがベストなのか。
その答えは、カタログの中ではなく、あなた自身のサーフィンの中にあります。

 

あなたのサーフィン人生を変える一本

あなたにぴったりのサーフボードは、
あなたのサーフィン人生を大きく変えます。

扱いやすく、
特別で、
そして何より、楽しい。

今、あなたは本当に自分に合ったボードに乗れていますか?
もっとサーフィンが上達したいと思いませんか?

OGMシェイプショップでは、
シェイプの立ち会い、またはシェイプルーム外からの見学も可能です。

人生を乗り切るボードを、一緒に作りましょう。